Heliport lighting ヘリポート照明

飛行場灯火のうち、夜間に供用されるヘリポートには航空法によりヘリポート用夜間照明設備が求められています。

※ 原則としてヘリコプターは、国土交通大臣が設置を許可した飛行場等(場外離着陸場を含む)にしか離発着をすることはできませんが、災害時に捜索または救助のために飛行する場合には、航空法の特例が適用されます。
その際使用する「緊急離発着場」と「緊急救助用スペース」に使用する灯火は、ヘリポート照明に概ね準じて各自治体(消防庁・消防局)等で行政指導が示されております。

ヘリポート照明の製品一覧 Heliport lights Product List

ヘリポート照明の設置場所 Heliport lighting location

設置場所

設置場所

ヘリポートは使用用途により公共用ヘリポート、非公共用ヘリポート、緊急離着陸場、緊急救助用スペース等に区分され、それぞれの必要な照明機器(境界灯・位置表示灯など)が変わります。
制限表面を超える構造物がある場合ヘリポートの設置が出来ません。

各灯台の説明

各灯台の説明

  • 境界灯

    離陸または着陸しようとするヘリコプターに離着陸の可能な区域を示す航空白(エプロンがなく、直接人員の乗降が行われる場合は航空黄)の灯火で、着陸区域の境界線上に15メートル以下の間隔で8個以上設置します。

  • 飛行場灯台(ヘリポート用)

    航空機にヘリポートの位置を示す為の灯火で、光源中心より上方の全ての方向から見えるよう設置します。ヘリポート用の飛行場灯台は、通常の飛行場灯台と異なり、0.8秒の間に0.5ミリ以上2ミリ秒以下の航空白の閃光を等間隔に4回発し、1.2秒休止します。

  • 着陸区域照明灯

    高架ヘリポートや滑走路のみが舗装されている場合等において、ヘリコプターの着陸区域を照明する航空可変白の灯火で、着陸区域の周辺で航空機の障害とならない場所に設置します。

  • 境界誘導灯

    離陸または着陸しようとするヘリコプターに離着陸に適する方向を示すための航空緑の灯火で境界から6m以内の進入経路・離陸経路方向に、3灯以上を3m以下のほぼ等間隔で、境界灯に並列して設置します。
    (離着陸帯と進入・離陸経路の位置関係により、設置条件が異なります。)

  • 風向灯(風向指示器)

    飛行場同様に、風向灯の設置が義務付けられていますが、その風向指示器は飛行場用よりも小型であり、全長2m以上直径0.6m以上となっていますので、ヘリポート用のS型風向灯がございます。

  • 運用監視装置

    必要に応じ設置するものですが、防災センター等から遠隔で点灯できることが求められる場合、境界灯やヘリポート灯台等、各種照明を点灯及び消灯させる制御盤として、ご使用箇所に適した仕様に個別設計致します。